ダイバーシティ（多様性）社会

ダイバーシティ（多様性）社会とは、多様な背景を持った人々や価値観を包含し需要する社会のことらしい、SDGｓの目標実現に欠かせない要素だったりする。

前回のあらすじ〉

遂にメダカインフレーションが到来し、高度メダカ成長期を迎えることになったのだが・・・

ほくほく顔で水槽を眺めていると、水底に素早く動き回る影を視界に捉えた。

「あらあら、卵から孵ってしまったのね♪ベビールームにインしてあげよう(^^♪」

と思い網を向けるが、想定より速く掬うことができない。

とにかくメダカに比べ動きが速いのである。ジオンの角付きを初めて見た兵士の心境である。

そして、シルエットがよく見たらなんか違うのである。やたらとお手手が・・あるのであるのであるのであーる（困惑）

「これ、メダカじゃねえな・・・」

と気付き、よく見たら底に敷いてる砂利にも同じような生き物がミチミチしちょるでないか。

　ちっちゃなダイオウグソクムシみたいなやつが　見える、私にも見えるぞ・・・！

　とりあえず、ググってみるとミズムシとか水ゲジというのがヒットし、観測した目標と一致したのである。害はないらしい。

いつの間に増えたのか？どこから来たのか？あなたトトロっていうの？とか疑問が湧きつつ、思い当たる節は・・・あった！

夫が最初のメダカ補完計画に失敗した時に買ってきたカボンバである。そいつが黒と見て間違いない。というかそれ以外にない。

※カボンバはホムセンでもどこでも売っている水草です。

　水槽の美観とメダカの健やかな出産のために買ってきたのだが、水が合わなかったのか直ぐに枯れてしまったのだ。可哀想なカボンバ（悲）

　プロホースなんかできれいに除去すれば良かったのだが、面倒臭がってちょっとだけ残骸が残ってしまった。可哀想なカボンバ（２回目）

　水槽の美観的にはいかんともしがたいが、今さら人間のご都合でなかったことにするのも後味が悪い。というわけで私はメダカちゃん達と共生してもらうことにしたのである。

　こうして私は人類が到達し得るより早く、ダイバーシティ（多様性）社会の実現を小さな宇宙（コスモ）で達成してしまったのであった。

しかし、このコスモの危機はまだ終わっていなかったのである・・・（続く）